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2017年9月22日

思い込みを無くして大喜び~シリーズ③~福山市本通商店街の事例から~

思い込みを無くして大喜び~シリーズ③~福山市本通商店街の事例から~
2月は寒い、8月は暑い。つまり2・8(ニッパチ)は、なかなか人は集まらない。・・・

と嘆き、多くの人がそう思い込みがちです。そんな思い込み、貴方もしてはいませんか?

本来、暑かろうが、寒かろうが、遠かろうが、人は自分に必要なものがあると知れば、のこのこ出かけるものです。

そこで、取り組んだ時の商店街の事例です。

商店街の方々に、もしかしたら、企画に魅力がないから人が集まらないのでは・・・人を集める企画をしましょう。
と1月の寒風の中、次のような文面のチラシを配布いたしました。

 
 今年は私たちの住む青森には台風が10回も来ました。
その台風にも負けず、木から落ちなかったリンゴを福山にお住いの受験生をお持ちのご家族に召し上がって頂きたいと思い、送りました。
  1個・・・○○円ですがどうぞ、○月○○日から2日間
  ギャラリー、ふくふくにて販売いたします

当時、青森の新町商店街にも、活性化のお手伝いを行っておりましたので、すぐ依頼して、落ちないリンゴを準備していただきました。

当日は、極寒の一日でしたが、大勢の人が並んでくださいました。
最後尾に並ばれた男性は、売り切れてなかったのですが、孫のためにどうしても1個でもでもよいのですが・・・と
すると、先に買った方が1つだけ分けてくださいました。
家族六人で分け合って食べます。と喜んで帰られました。

スーパーに行けば、落ちずに育ったリンゴはたくさんあります。しかし、PRの方法を少し工夫し、思い込みを無くして取り組んだ企画が大勢の人に目に留まり、その後の反響も大きく、何度も飛行機便で依頼したので、リンゴ1個の値段はとても高くなりましたが、
寒風の中でも、人の心は温かく、商店街の方々も想像できない人の行列に大喜びでした。

既成概念・思い込みという殻を破ったイベントで集客を増やした実例です。その後、いろんな商店街で実施されました。

実は、『落ちないリンゴ』の仕掛人です。
全国各地の落ちないリンゴブームから、10数年が過ぎました。
ソフトブレイン(建築企画コム・フォレスト内)